本8 敵からいかに利益を得るか
これは本 Advent Calendar 2017 - Adventar 8日目の記事です。
プルタルコス著の倫理論集の1篇です。
デール・カーネギーの『人を動かす』の元ネタと聞いて読み始めました。すべての自己啓発書はデール・カーネギー、ナポレオン・ヒル、スティーブン・コヴィーに帰着すると言われますが、これらの元ネタを知りたいなと思いつつ読みましたが、他の本の元ネタはなんだろう。
まあ、この本もクセノポンなど色々な偉人を引用していますが...
学ばなきゃならないことは「愛するものは愛の対象に対して盲目になる」。つまり、自分自身に対して公平な目で見ることができるのは自分を憎んでいる人間だけだということで。 誰からも好かれるにんげんはだめ
本7 書物の民
これは本 Advent Calendar 2017 - Adventar 7日目の記事です。
著者はM.ハルバータル氏。
ユダヤ教の教典である聖書、ミシュナ、タルムードがどのように読まれてきたのか。ユダヤ教の社会においてどのような役割を担ってきたのかについての本でした。タイトルで買いましたが、ユダヤ教やその教典についてのバッググラウンドがない状態で読める本ではなかったです。勉強します。
ユダヤ教は書物の宗教とされており、律法主義をもとに神の啓示に従ってユダヤ人は生きてきたそうです。一方、イエスは律法主義を批判したらしいですが、当のイエスは姦淫によって生まれた神の子、神の啓示に反したらそりゃ造反したくなりますよね。わかります。
神はモーセに「多数派に従いなさい」と言ったと言われています。これは全てのユダヤ人が教典を読み解釈を行うことで何が正しい解釈なのかを決定していくことであり、キリスト教の教会(聖職者)が決定した解釈が法となるのとは相反する考え方だと思います。
本6 荒れ野の40年 ヴァイツゼッカー大統領ドイツ終戦40周年記念演
これは本 Advent Calendar 2017 - Adventar 6日目の記事です。
「過去に目を閉ざす者は現在にも盲目となる」で有名なヴァイツゼッカー演説です。出来る限り真実を直視することを国是としてきたドイツがナチやヒトラーへの回帰を厳しく規制するのは明らかに真実を直視する者の姿勢ではないし、善と悪という二元論で考えている人が多いように見受けられます。第一、二次大戦においてイギリスやフランスが同盟国、枢軸国側に対して軍事バランスを取らなかった責任は問われるべきだと思うし、後の冷戦では軍拡路線のワルシャワ条約機構に対して戦争を避けるためにNATOも軍拡を進めたことの意味を考えるべきだと思いました。
本5 モデリングー広い視野を求めてー
これは本 Advent Calendar 2017 - Adventar 5日目の記事です。
AIC=-2(最大尤度)+2(パラメータ数)
なんでx2してるんだろう
モデルは対象の本質を抽出したもの。つまり人間のモデルの本質はそうゆうこと。世の中って残酷ですね
本4 統計学図鑑
これは本 Advent Calendar 2017 - Adventar 4日目の記事です。
統計学の研究室に所属しているはずが統計学のことを何も分からなかったので一般向けの本を読んでみた。 今まで理解しづらかった分布の話とかがすんなり入ってきました。
仮説検定が全然理解できなかったのですが(頭が悪い)、ある二つの標本が同じ母集団からドローされたか、別の母集団からドローされたかという単純な話だということがわかり嬉しかった。普通の統計学の本に詰まったときはまた読もうと思います。
ちゃんと勉強しろ
本3ではない Forbes global 2000における国別シェアの推移(2005年〜2017年)
これは本 Advent Calendar 2017 - Adventar 3日目の記事ですが、本の話ではないです。
Forbes Global 2000のデータを集めてみた。
Forbes Global 2000はフォーブス誌が毎年発表する、世界の公開会社(public company)上位2000社のランキングリストです。Fortune Global 500、Financial Times Global 500も似たような世界の企業のランキングですが、集計する範囲とランキング方法が違います。
Forbes | Fortune | Financial Times | |
---|---|---|---|
集計する範囲 | 公開企業 | 収益を公開している企業 | 不明 |
ランキング方法 | Sales(売上高)、Profits(利益)、Assets(資産)、Market Value(市場価値)に基づく | Revenues(収益) | Market Caps(時価総額 ) |
Fortuneはすでにまとまってリストが存在したのでForbesのデータを収集することにしました。
2003年から毎年発表されていましたが、2005年以降13年分が収集できました。(残念)
データの収集にはrequestとpandasを用い、データの加工にsed,awk、可視化にRを用いました。
以下のサイトからデータを収集しました。
- https://www.forbes.com/static/for2k2005/rank_1.html
- https://www.forbes.com/lists/2006/18/06f2000_The-Forbes-2000_Rank.html
- https://www.forbes.com/lists/2007/18/biz_07forbes2000_The-Global-2000_Rank.html
- https://www.forbes.com/lists/2008/18/biz_2000global08_The-Global-2000_Rank.html
- https://www.forbes.com/lists/2009/18/global-09_The-Global-2000_Rank.html
- https://www.forbes.com/lists/2010/18/global-2000-10_The-Global-2000_Rank.html
- https://www.forbes.com/lists/2012/18/global2000_2011.html
- https://www.macrofocus.com/treemap/Forbes%20Global%202000%20-%202012.xls
- https://www.macrofocus.com/treemap/Forbes%20Global%202000%20-%202013.xls
- https://www.macrofocus.com/treemap/Forbes%20Global%202000%20-%202014.xls
- https://www.macrofocus.com/treemap/Forbes%20Global%202000%20-%202015.xls
- https://www.macrofocus.com/treemap/Forbes%20Global%202000%20-%202016.xls *https://www.macrofocus.com/treemap/Forbes%20Global%202000%20-%202017.xls
各年ごとのcsvを作成し、国別の数をカウントしました。yearのカラムを追加し、catしました。終り
こうゆうデータを販売するのにいい方法はないだろうか。
TODO
- R力が足りないので鍛える
- 国を減らす
- 地域ごとで集計してみる
他にありますか?